2026年を迎えた現在、執行猶予期間を満了した國母和宏は、北海道を拠点としながらプロスノーボーダー・映像クリエイターとして独自の境地を切り拓いています。30代後半を迎えた今もなお、その滑りのキレと重厚感は世界中のコアなスノーボーダーを魅了して止みません。
現在の主な活動内容は多岐にわたります:
- バックカントリー映像のプロデュース:自らが滑走するだけでなく、次世代ライダーをフィーチャーした高品質なシネマティック映像を世界規模で配信。
- スノーボードギアの共同開発:世界的ギアブランドと契約を結び、極限状態に耐えうるシグネチャーボードやウェアのデザイン・開発に深く関与。
- 後進の育成とメンター活動:平野歩夢をはじめとする世界の頂点に立つ若手選手たちに対し、技術論にとどまらない「山との向き合い方」を伝授。
かつて北京五輪で金メダルを獲得した平野歩夢は、インタビューで幾度となく「カズ君(國母)の存在がなければ今の自分はない」と公言しています。世界最高難度のトリックを成功させるメンタルの強さや、ストリート由来の美しいスタイルは、まさに國母和宏というパイオニアから脈々と受け継がれた遺産(レガシー)です。
SNSやネット上の反応も、2010年当時の全方位的なバッシングから劇的な変容を遂げています。現在では「当時は叩きすぎだった」「世界で最もリスペクトされる日本人ライダー」「言動はともかく、カルチャーの本質を貫いた男」といった、彼の残した功績と生き様を正当に評価する声が大多数を占めるようになっています。