政府が設置した「皇位継承に関する有識者会議」が取りまとめた報告書では、現段階で皇位継承順位そのものを変更することは見送り、以下の2つの具体策を優先的に進めることが提言されています。
- 内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する案(配偶者および子は皇族とせず、公務の担い手不足を緩和)
- 旧11宮家の男系男子を養子縁組等によって皇族復帰させる案(現行皇室典範第9条で禁止されている「皇族の養子縁組」を特例法等で一部容認)
2026年現在の国会論議においては、与野党間で「悠仁さままでの皇位継承順位(秋篠宮さま→悠仁さま)は一切変更しない」という前提はおおむね共有されています。その上で、女性皇族の身分保持に関しては超党派で前向きな合意形成が進みつつあるものの、旧皇族の養子縁組復帰については、憲法第14条(法の下の平等・門地による差別禁止)との兼ね合いや世論の受容性を巡って慎重論も根強く残っています。
皇族方の高齢化が進む中、悠仁さまがご結婚される前の段階で制度的な道筋を付けることが、宮内庁および政界にとっての喫緊の命題となっています。