ゴチバトルを語る上で、インターネット上で定期的に浮上するのが「本当にタレント本人が自腹を切っているのか」「事務所が補填しているのではないか」というやらせ疑惑や経費処理を巡る噂です。しかし、関係者への取材およびテレビ業界の財務コンプライアンスを精査すると、驚くべき実態が浮かび上がります。
結論から言えば、出演者の自腹は100%リアルな個人負担です。税務上、バラエティ番組のゲーム罰ゲームとして支払う食事代は、タレント個人の業務上必要経費(交際費や取材費)として認められるハードルが極めて高く、自腹分の領収書を番組側や所属事務所が経費精算することは国税庁の監査上も不可能です。つまり、出演者はギャランティから実費を文字通り「自腹」で支払っており、若手タレントにとっては出演料の手取りを上回る赤字が発生するリスクを常に背負っています。
また、ロケ地となる高級レストランの選定にも厳格な基準が存在します。ミシュラン星付きフレンチ、老舗高級料亭、新進気鋭のモダンチャイニーズなど、通常であれば1人あたり数万円を下らない超一流店ばかりです。設定金額が「1人2万5,000円」「3万円」と高額化する中、食材の希少価値(トリュフ、キャビア、銘柄牛など)や調理技法による価格のブレを正確に見抜くことは、どれほど美食に慣れた芸能人であっても至難の業となります。