庭木の名前がわからない問題を即解決!写真アプリと葉で見抜く特定術

庭木の名前がわからない問題を即解決!写真アプリと葉で見抜く特定術

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庭木の名前を特定する際、多くの人が「花」や「実」を探そうとします。しかし、花や実は特定の季節にしか現れません。造園の現場においてプロが年間を通じて最も信頼を置く識別指標は、「葉の生え方」と「葉の輪郭」、そして「樹皮のテクスチャ」です。

まず最初に行うべきは、常緑樹と落葉樹の見分け方の整理です。冬場に葉を完全に落とすものが落葉樹、冬でも緑色の葉を保ち続けるものが常緑樹です。真冬に青々と茂っていれば常緑広葉樹(シラカシ、ソヨゴ、オリーブなど)または針葉樹に限定されます。この基本分類だけで、日本国内で一般的に流通する家庭用庭木の選択肢は半分以下に絞り込まれます。

次に行うのが庭木の葉の形で見分ける方法の実践です。枝に対して葉が左右対称に2枚ずつ向かい合って生える「対生(たいせい)」か、左右互い違いに生える「互生(ごせい)」かを確認します。例えば、庭木として大人気のモミジ(イロハモミジ)やハナミズキ、キンモクセイは対生ですが、サクラやウメ、ツバキは互生です。この枝先の配列規則は遺伝的に固定されているため、誤魔化しが効きません。

さらに、葉の縁(へり)に注目します。縁が滑らかな「全縁(ぜんえん)」か、ノコギリの刃のようにギザギザしている「鋸歯(きょし)」があるかを見極めます。加えて、幹の表面(樹皮)がサルスベリのようにツルツルしているか、サクラのように横向きの線(皮目)が入っているか、あるいはマツやカキノキのように深く縦割れしているかを観察することで、開花前であっても確実に樹種を割り出すことが可能です。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。