かつては親族が引き受けるのが当たり前だった「身元保証人」の存在が、今や子なし夫婦の前に立ちはだかる最大の障壁となっている。老人ホームへの入居や、急な病気での入院手続きにおいて、民間保証会社の利用を余儀なるされるケースは珍しくない。しかし、その手数料やサービスの質にはばらつきがあり、トラブルも後を絶たないのが現状だ。
「お金を払えばどうにかなると思っていたが、いざとなると手続きが複雑で心が折れそうになった」と語るのは、都内在住の60代女性だ。行政の支援も追いついておらず、制度の隙間にこぼれ落ちる夫婦が増えている。