槙ようこを語る上で欠かせないのが、実の妹であり同じく第一線の漫画家として活躍する持田あきの存在です。ドラマ化もされた大ヒット作『初めて恋をした日に読む話』などで知られる持田あきとは、少女漫画界きっての「天才姉妹」として知られています。
二人の関係性は単なる家族にとどまらず、クリエイターとしても互いを深くリスペクトし合う同志でした。その象徴ともいえるのが、姉妹による共同制作作品『ピカ☆イチ』(2010年〜2013年)です。槙ようこが作画、持田あきが原作・シナリオを担当する形で講談社の漫画誌『ARIA』にて連載され、ヤクザ映画が大好きな地味な男女高校生が校内の悪を成敗していく痛快なストーリーで大きな話題を呼びました。
槙ようこの引退後も姉妹の仲睦まじい交流は続いており、互いのSNSやコミックスの巻末コメントなどでお互いへの感謝と敬意がたびたび綴られています。妹・持田あきの創作活動を陰ながら応援し続ける姉の存在は、今も変わらず温かな絆で結ばれています。