シマトネリコは庭木の中でもトップクラスの成長スピードを誇り、地植えにすると年間で1メートル以上伸びることも珍しくありません。この暴走する樹勢を手なずけるには、日頃の「枝の間引き」と「ひこばえ処理」が鍵を握ります。
株元から勢いよく生えてくる細い枝「ひこばえ(ヤゴ)」は、見つけ次第すぐにハサミで根元から切り取ってください。ひこばえを放置すると、主幹に届くべき水分と養分を奪い取り、上部の枝枯れや樹形の乱れを引き起こします(株立ち仕立ての主幹を更新したい場合のみ、元気な1本を残して育てます)。
また、成長が早すぎて困る場合は、「春先の透かし剪定」で光の透過量を増やし、枝の込み合いを防ぎつつ、土壌への過度な施肥を控えるのが賢明な対策です。木が自ら伸びようとするエネルギーを分散させ、緩やかに維持するテクニックを身につけましょう。