ドラッグストアやECサイトで手軽に入手できるファン用ケミカル剤だが、送風ファン専用洗浄スプレーの評判と危険性には大きな乖離が存在する。「頑固な汚れがごっそり落ちて爽快」という口コミがある一方で、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の事故情報データでも指摘されている通り、洗浄液がファンモーターや右側の電装基板に飛び散り、内部ショートから発火事故に至る事例が報告されている。
また、ファンの丸洗いを目指してファン自体を取り外そうとする試みには極めて高いリスクが伴う。シロッコファン分解洗浄の注意点として、ファンを固定しているイモネジのサビ付きによる破損、熱交換器(アルミフィン)を持ち上げる際の冷媒配管の亀裂やガス漏れが挙げられる。ファンの軸がわずか数ミリ狂うだけでも、高速回転時に「カタカタ」「ブーン」という異常な振動音が発生し、最終的にファンモーターが焼き付く。
こうしたエアコン送風ファン掃除の故障リスクまとめを理解しないまま作業に踏み切ることは、数千円の掃除代を節約しようとして数十万円の本体買い替え費用を招く典型的な失敗パターンである。