子宮筋腫の不正出血が止まらない原因は?血の塊や色でわかる危険なサイン

子宮筋腫の不正出血が止まらない原因は?血の塊や色でわかる危険なサイン

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子宮筋腫を抱えている方のなかで、生理期間外の出血が止まらなくなる最大の要因は、筋腫が発生している「位置」にあります。筋腫は発生する場所によって主に3つのタイプ(子宮の内側にできる粘膜下筋腫、筋肉の中にできる筋層内筋腫、外側に突き出る漿膜下筋腫)に分類されますが、このうち最も不正出血を引き起こしやすいのが粘膜下筋腫です。

粘膜下筋腫は、受精卵が着床するベッドの役割を果たす子宮内膜の直下に発生します。わずか数ミリ〜数センチの小さなサイズであっても、内膜を押し上げて表面積を不自然に広げてしまいます。その結果、引き伸ばされて脆くなった内膜の血管が破綻しやすく、一度始まった出血がスムーズに止まらなくなります。

加えて、通常であれば生理の出血は子宮全体の筋肉がリズミカルに収縮することで血管を圧迫し、自然に止血されます。ところが筋腫という硬いコブが筋肉の間に介在していると、子宮の正常な収縮運動が邪魔されて止血メカニズムが働きません。だらだらと続く出血や周期の狂いは、こうした構造的な要因によって生じます。

出血が長期間にわたると、自覚症状のないまま過多月経と重度貧血へと進行します。階段を上る際の息切れ、朝起きたときの立ちくらみ、慢性的な倦怠感などを「ただの疲れ」と見過ごしているうちに、血液検査でヘモグロビン値が著しく低下し、輸血や鉄剤注射が急務となるケースも少なくありません。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。