液晶ディスプレイ上に燦然と輝く「E」のマーク。その正体の多くは、指定された桁数を計算結果が超過した際に生じるオーバーフローエラーか、数学的に解が存在しない計算を実行した際に起こるゼロ除算(0で割る操作)である。例えば、8桁表示の端末で1億を超える演算を行えば、内部回路はそれ以上の数値を表示できず、即座にエラー状態へと遷移する。
このフリーズ状態を一秒でも早く解除し、業務に復帰するための手順は極めてシンプルだ。まずはキーボード上にあるオールクリアキー(ACボタン)をしっかりと押すこと。軽微なエラーであれば、この一打で内部メモリーの計算スタックがリセットされ、クリアな状態に戻る。もしACキーを押しても画面の異常表示が消えない場合、太陽光パネルの光量不足や内蔵電池の消耗による液晶ディスプレイの表示素子異常、あるいは基板の帯電が疑われる。
そうした状況下では、裏面にある微小なリセットボタンをペン先などで押し込むハードウェアトラブルシューティングが効果的だ。電源供給を一時的に遮断して内部電荷を逃がすことで、大半の不具合は即座に解決に向かう。