全国の暫定2車線区間で急速に設置が進んだワイヤーロープ式防護柵。かつてラバーポールしか置かれていなかった危険な区間において、この金属製ワイヤーの導入は劇的な成果を上げた。
「以前なら対向車線へ突き抜けて大惨事になっていたような事故でも、ワイヤーが車体を引っかけるように受け止めて車線内に留める。破損部分の修復も数時間で終わるため、通行止め時間を最小限に抑えられるのが強みです」
関越エリアの高速道路メンテナンスを担当する技術者はそう語る。実際に正面衝突による死亡事故件数は激減しており、現場の安全レベルは数年前に比べて飛躍的に向上した。