日本で国民的ブランドとして愛される一方、本国ブルガリアとの間には心温まる深い絆が今も続いている。ブルガリア大使館との定期的な文化交流や、現地での乳酸菌研究の共同プロジェクトなど、単なるライセンス契約を超えた「食文化のパートナーシップ」が築かれている。フードジャーナリズムの視点から見ても、一国の食文化がこれほど見事に他国で根付き、互いにリスペクトを保ち続けている例は極めて珍しい。
現地ブルガリアを訪れる日本人が「日本の明治ブルガリアヨーグルトを知っているか」と尋ねると、現地の人々が「日本の明治が我々の食文化を世界一丁寧に守ってくれている」と笑顔で答えるシーンも珍しくない。国境を越えた信頼関係は、半世紀の時を経てさらに強固なものとなっている。