メインの壮絶なKO劇とは対照的に、セミメインのバンタム級王座決定戦は5ラウンドに及ぶ技術と執念の削り合いとなった。互いに譲らぬ打撃戦から始まった第1ラウンド。中盤からは一転して、目まぐるしいポジションチェンジが繰り広げられる高度なグラウンド戦へ。
第4ラウンドには挑戦者がリアネイキッドチョークを深々と捕らえ、絶体絶命のピンチを迎えた王者。しかし、驚異的なタフネスと粘りでこれを脱出し、最終ラウンドには怒涛のラッシュで巻き返した。判定は2-1のスプリット。わずかな差でベルトを死守した王者の目には、溢れ出る涙があった。「死ぬ気で守り抜いた」——その言葉通り、魂を削り合つた両者に惜しみない拍手が送られた。