毎年、法務省と全国人権擁護委員連合会が共催する「全国中学生人権作文コンテスト」には、全国から数多くの作品が寄せられます。入選を果たす作文の多くは、特別な海外ボランティア体験などを書いているわけではありません。登下校で見かけた光景や、部活動での人間関係、SNSのタイムラインで感じた違和感など、ごく身近な出来事を注意深く観察することから始まっています。
構成の極意は「体験・違和感」「思考の展開」「行動や認識の変化」という三段構成を徹底することです。まず冒頭で具体的なエピソードを提示し、なぜそこで心が動いたのかを描写します。次に、その体験がどのような人権上の課題と結びついているかを整理。最後に、これから自分自身が社会や身近な人々とどう向き合っていくかという決意で締めくくります。この流れを意識するだけで、文章の説得力は劇的に高まります。