教育現場、とりわけ小学校の社会科における東京都の県庁所在地のテスト問題では、「東京」と書くのが唯一の模範解答と定められています。ここで「新宿」や「新宿区」と解答すると、学校や採点基準によっては減点や不正解とされるケースが依然として一般的です。
文部科学省の学習指導要領に基づく教科書や地図帳では、47都道府県庁の所在都市を学ぶ際、すべて「東京」で統一されています。児童向けの教材では、各都道府県の基礎データを一覧化して記憶する都合上、例外を作らずに「都道府県名と同じ名称の都市」として扱っている側面があります。
ただし、近年の教員向け指導書や発展的な学習指導では、「都庁そのものは新宿区にあるが、広域的な表記として東京としている」という注釈が加えられる場面も増えてきました。入試や定期テストでは、出題者の意図(都市名一覧としての暗記か、実際の所在地を問うているのか)に即して解答することが求められます。