「自社便がダメなら全日空(ANA)や新幹線に乗せてくれ」という要求はどこまで通るのか。ここで極めて重要になるのが、欠航の原因が「会社都合(機材故障・乗務員繰り等)」なのか、それとも「不可抗力(悪天候・火山灰・管制の指示等)」なのかという明確な区分である。
機材トラブルなどの会社都合であれば、JALの振替規定に基づき、他社航空便や新幹線、高速バスといった他交通機関への振り替え費用がカバーされる。一方、台風や雪といった自然災害による悪天候欠航の場合、原則としてJAL自社便への変更か全額返金の二者択一となり、他社便への振替費用を負担してもらうハードルは著しく高くなる。この境界線を正しく理解しておく必要がある。