住友林業シーサンドコートの真実!後悔理由と30年メンテ費用を検証

住友林業シーサンドコートの真実!後悔理由と30年メンテ費用を検証

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シーサンドコートの魅力の根幹には、建材大手・アイカ工業が住友林業向けに専用開発した吹き付け塗装技術が存在します。市販の汎用塗料では決して再現できない質感の秘密は、厳選された天然素材の配合バランスにあります。

最大の特徴は、塗材の中に惜しみなくブレンドされたホタテ貝殻マイカ骨材です。青森県や北海道などの産地から調達された天然ホタテ貝殻を細かく粉砕した骨材と、天然の鉱物であるマイカ(雲母片)が、太陽の入射角によって異なる微細な乱反射を生み出します。ギラギラとした人工的なラメ感ではなく、自然光の移ろいに合わせて表情を変える柔らかなきらめきこそが、住友林業の木質デザインと完璧に調和する理由です。

下地となるモルタル壁の上に専用のアンダーコートを施し、その上から熟練の職人がリシンガンを用いて均一に吹き付けることで、重厚感のある塗膜を形成します。一般的なモルタルリシン吹き付け塗装と比較すると、ベースとなるバインダー樹脂に弾性アクリルシリコン系が採用されており、塗膜自体がゴムのように追従性を持つため、下地モルタルの初期クラックを表面化させにくい工夫が凝らされています。しかし、完全な弾性塗料とは異なり、無機骨材が大量に含まれている都合上、極度の引張力に対してはクラックをゼロに抑え込むことは構造上不可能です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。