Q1:足の裏にたくさん汗をかくと、水虫(白癬菌)になりやすいですか?
A1:極めてなりやすくなります。白癬菌は湿度70%以上、温度15度以上の密閉環境を好みます。足裏に大量の汗をかいた状態で通気性の悪い靴を長時間履き続けると、靴内は湿度ほぼ100%の熱帯雨林状態となり、白癬菌が急激に繁殖・角質層へ侵入しやすい環境が完成してしまいます。足汗を抑えることは、頑固な水虫の最強の予防策でもあります。
Q2:市販の足用制汗剤と、皮膚科で処方される塩化アルミニウム液は何が違うのですか?
A2:有効成分の濃度と汗腺ブロックの強度が異なります。ドラッグストア等で市販されている制汗剤は、肌トラブルを防ぐためにマイルドな収れん剤(クロルヒドロキシアルミニウム等)が配合されています。一方、皮膚科で処方される塩化アルミニウム液は10〜20%以上の高濃度で作られており、汗腺の出口に物理的な栓を強固に作り出すため、制汗効果が格段に高くなります。ただしその分、肌への刺激感やかゆみが出やすいため医師の指導下で使用します。
Q3:冬場に足先が冷え切っているのに汗をかくのは病気でしょうか?
A3:異常な病気ではなく、自律神経の乱れや交感神経の緊張によって引き起こされる「冷え性に伴う精神性発汗(冷え汗)」の典型例です。寒さで手足の血管が収縮し血行不良に陥る一方で、寒さ自体がストレスとなって交感神経が興奮し、足裏の汗腺を刺激してしまいます。対策としては足を温めるだけでなく、吸湿発熱素材ではなく調湿性の高い天然繊維の靴下を選び、自律神経を整える深呼吸やぬるめのお湯での入浴が効果的です。