宿の門を一歩出れば、そこには日本のはじまりを感じさせる歴史の深みが息づいている。宇陀市観光協会が発信する観光ルートをたどると、女人高野として名高い古刹「室生寺」や、四季折々の草花が彩る「花の郷 滝谷花しょうぶ園」、重伝建地区に指定された情緒ある松山の町並みなど、見どころが尽きない。
朝一番の澄み切った空気の中で歴史ある寺社を参拝し、昼は風情ある古民家カフェで葛料理を味わう。そして夕暮れ時には再び湯に浸かり、暮れゆく山並みを眺める。こうした奥大和ならではの濃密な時の流れこそが、旅人の心を深く満たしてくれる。