テレビ受像機の前でリアルタイム視聴率を計測する従来のスタイルは、いまやドラマの価値を測る半分の方程式に過ぎない。民放公式テレビ配信サービス「TVer」での再生回数は毎週数百万単位に達し、放映翌日にはランキングの順位が激しく変動する。
さらに、Netflixをはじめとするグローバルストリーミングプラットフォームでの同時期配信や遅れての全話一挙配信が、作品のライフサイクルを劇的に引き延ばしている。テレビ放送時には平均的な数字だった作品が、ネット配信の口コミ効果で怒涛の巻き返しを見せ、結果として爆発的なヒットに至るケースも珍しくなくなった。リアルタイムと配信という複眼的な視点なしに、現代のテレビドラマの成否を語ることは不可能だ。