多くのユーザーがつまずきやすいのが、マイナンバーカードに搭載されている「2種類の電子証明書」の混同です。それぞれの目的とパスワードのルールを明確に区別しておきましょう。
最大の違いは、利用目的と要求される暗証番号の桁数にあります。「利用者証明用電子証明書」は、マイナポータルへのログインやコンビニでの住民票取得時など、単に「システムにアクセスしているのが本人であるか」を確認するマイナンバーカードの電子的な「顔パス・ログインID」に過ぎません。そのため、暗証番号は数字4桁とシンプルです。
一方で「署名用電子証明書」は、契約や申告など法的な責任を伴う電子文書を送信するために使われます。より高いセキュリティが求められるため、暗証番号は「英大文字と数字を混在させた6桁から16桁」という厳格なパスワード設定が義務付けられています。英字は大文字のみが有効で、小文字は使用できない点も入力ミスを引き起こしやすい要因です。