格闘技は生ものだ。どれほど完璧なタイムスケジュールを組み上げようとも、前日計量での体重超過や、直前の負傷、病気によるカード変更といった予期せぬトラブルは避けて通れない。
万が一、メインイベントや主要カードが急遽変更となった場合、プロモーターは即座に試合順の再編成を迫られる。急遽繰り上がった選手が土壇場で覚醒し、名勝負を生み出すこともあれば、プレッシャーに押しつぶされることもある。こうしたスクランブル発進から生まれる人間ドラマもまた、格闘技の生々しい魅力であり、ファンが試合順の動向から目を離せない理由の一つとなっている。