黄色の魅力を極限まで引き出すには、プリント技術と配色の理論が欠かせない。大量生産と高品質な発色を両立するシルクスクリーン印刷では、版(メッシュ)を通じて濃厚なインクを生地に定着させる。イエローベースの生地に対する配色テクニックとしては、補色や高コントラストカラーの配置が鉄則だ。
最も人気の高い組み合わせは「イエロー×ロイヤルブルー」および「イエロー×漆黒(マットブラック)」である。文字フォントに関しては、オールドスクールなカレッジ体や、極太のアメカジ用ゴシックが定番の人気を誇る。近年では、ストリートウェア界の世界的クリエイターであるNIGOが手がけるグラフィックデザインに見られるような、レトロで遊び心のあるタイポグラフィをオマージュするスタイルが急増。文字の縁取りや2色重ねプリント技術を用いることで、平面的なTシャツに立体的な高級感を与えることが可能だ。