カイリューがトップメタに君臨し続ける最大の理由は、攻撃種族値263という高水準なアタッカー性能と、優秀な技の回転率にあります。しかし、対人戦(PvP)とレイドバトル(PvE)では求められるダメージ計算の仕組みが根本から異なるため、同じ技構成を流用すると本来のポテンシャルを大きく損なう結果に陥ります。
レイドアタッカーとしてカイリューを育成する場合、重視すべきは時間あたりのダメージ効率(DPS)です。ノーマルアタックには1ターンあたりの威力とゲージ増加のバランスに優れた「ドラゴンテール」、スペシャルアタックには小回りが利いて抱え落ちを防げる「ドラゴンクロー」、または一撃の破壊力が極めて高い「げきりん」の組み合わせが鉄板です。ポケメモなどの検証データによれば、ボスの大技を回避しつつ安定してゲージを吐き出す立ち回りにおいて、ドラゴンクロー型は全滅リスクを最小限に抑えつつ高DPSを維持できる堅実な選択肢として評価されています。
一方、マスターリーグをはじめとするPvPシーンでは、最適技の構成が一変します。現行のPvP環境で勝率を極限まで高める結論構成は、「りゅうのいぶき/ドラゴンクロー/ばかぢから」です。1ターン技である「りゅうのいぶき」は、相手の技の隙間にダメージをねじ込む性能(DPT4.0 / EPT3.0)が極めて高く、相手にブラフとシールド消費を強要する「ドラゴンクロー」とのシナジーは抜群です。この基本セットに加え、かつてカイリューの完全なストッパーとして立ちはだかっていたディアルガやドリュウズ、メルメタルといった鋼タイプへの対抗手段として「ばかぢから」を忍ばせることで、不利対面を一撃でひっくり返す爆発力が生まれます。