志々島は古くから花卉(かき)栽培が盛んであり、「花の島」という美しい愛称を持っています。春には斜面一面にマーガレットやナデシコ、スイセンが咲き誇り、青い瀬戸内海と色鮮やかな花壇のコントラストが見事な景観を生み出します。
大楠を参拝した後にぜひ立ち寄りたいのが、大楠からさらに歩いて10分ほどの高台にある「楠の倉(くすのくら)展望台」です。島内随一のパノラマビューポイントであり、穏やかな海に浮かぶ荘内半島や粟島、遠く岡山方面の島々まで360度近い大パノラマで見渡せます。
また、集落内にはノスタルジックな古民家が建ち並び、かつて約千人が暮らしていた往時の面影を静かに残しています。近年では空き家を改装した休憩スペースや手作りのギャラリーも点在し、ゆったりと流れる島時間に身を委ねることができます。