メディアで頻繁に議論される「警察庁長官と警視総監のどちらが偉いのか」という疑問ですが、結論から言えば国家組織の長である「警察庁長官」が上位に立ちます。
日本の警察官には、警察法によって定められた9つの階級が存在します。
- 巡査(巡査長)
- 巡査部長
- 警部補
- 警部
- 警視
- 警視正
- 警視長
- 警視監
- 警視総監
この階級制度において、最高位に君臨するのが警視総監です。定員は日本全国でわずか1名であり、警視庁のトップにのみ与えられる特別な階級となっています。
では、警察庁長官の階級は何なのかというと、実は「階級なし(階級外)」です。警察法第34条に基づき、警察官全体のトップとして階級制度の枠組みを超越した存在として規定されています。
警察庁長官は全国の警察本部(警視庁および各道府県警察)に対して指揮監督権を持っています。そのため、階級上は最高峰である警視総監であっても、職務上の指揮命令系統においては警察庁長官の監督下に入ります。