大会当日の周辺エリアは、普段の洗練された街並みから一変、数十万人規模の来場者が押し寄せる巨大な祝祭空間へと変貌します。神宮外苑花火大会の屋台出店情報は、来場者の大きな関心事の一つですが、ここでも都市型イベント特有のルールが存在します。
神宮球場および秩父宮ラグビー場の場内・敷地内には、充実した飲食売店や特設ケータリングカーが多数出店し、名物の球場グルメや冷たいアルコール類が販売されます。しかし、外苑周辺の一般公道においては、防犯および群衆流動の確保を理由に、伝統的な縁日スタイルの露店出店は厳格に制限されています。「道端で焼きそばやりんご飴を買いながら歩く」というイメージで訪れると肩透かしを食らうため、軽食や水分は入場前に最寄り駅周辺の商業施設で調達するか、早めに会場入りして場内売店を利用するのが賢明です。
さらに警戒すべきは、神宮外苑花火大会の交通規制と最寄り駅の過密ぶりです。例年、17時前後から絵画館周辺やスタジアム通り一帯で車両通行止めが敷かれ、歩行者用通路も一方通行規制が導入されます。最寄り駅となるJR総武線の信濃町駅・千駄ヶ谷駅、東京メトロ銀座線の外苑前駅・青山一丁目駅、都営大江戸線の国立競技場駅は、18時を過ぎると改札制限がかかるレベルに達します。
混乱を避けるための決定的な退場ルートは、終演直後に一斉に外苑前や信濃町へ向かわず、徒歩15分〜20分かけて「表参道駅」「北参道駅」「四ツ谷駅」方面へ歩くことです。少し距離を延ばすだけで、改札前の危険な滞留に巻き込まれるリスクを劇的に低減させ、スムーズに帰路につくことが可能になります。