大手医療口コミサイトやソーシャルメディア上の率直な投稿を分析すると、受診後の体験には明確な二極化が見られます。
高評価を投じている患者層からは、「長年、風邪だと信じて内科の咳止めを飲み続けていたが、アレルギー科の呼気検査で咳喘息と判明し、吸入ステロイドを使用したら数日で夜間の発作が止まった」「耳鼻科では毎年同じ薬を出されるだけだったが、舌下免疫療法を始めて2シーズン目で春先の外出が劇的に楽になった」という具体的な体験談が数多く寄せられています。
一方で、低評価や失望の声として目立つのが、「看板に『アレルギー科』と掲げていたから行ったのに、血液検査すら勧められず、一般的な抗アレルギー薬を処方されただけだった」という不満です。
このギャップが生じる背景には、日本の医療法における「標榜科の自由度」という構造的な問題が存在します。医師免許を所持していれば、たとえ専門的な研修を受けていなくても、医院の看板に「内科・小児科・アレルギー科」と掲げることが法的に認められています。そのため、院長が一般外科や呼吸器以外の専門出身である場合、アレルギーの最新知見に基づいた精密な診療を受けられない事態が実際に起こり得ます。