金銭面での現実的な比較も欠かせない。アニコム損害保険株式会社の調査データや分析を紐解くと、犬と猫の生涯費用には明確な差が存在する。特に中型・大型犬の場合、フードの消費量やトリミング費用、さらには医療費が高額化しやすい。一方で猫は、体重あたりの食事量が少なく美容の手間も少ないため、日々の維持費は犬よりも抑えられる傾向にある。
さらに、近年高まりを見せる獣医療・ペット保険業界の存在も無視できない。高度獣医療の発達に伴い、病気やケガの際の治療費は増加傾向にある。突然の出費に備えるため、ペット保険の加入率も年々高まっている。同時にペットフード・ペット用品産業の進化によってプレミアムフードや高性能な自動給餌器が普及し、飼育の利便性は上がったものの、それに伴う月々の固定費の見極めが重要となっている。