修復不可能に見えた母娘関係が転換を迎えたのは、母・匡子さんの病状が悪化し、死期が迫った時期でした。
舞さんは家を飛び出していた過去を悔い、病院に通い詰めて母の看病を続けました。やつれていく母の手を握りながら、これまでの葛藤や寂しさ、そして何よりも母が自分たちに注いでくれた計り知れない愛の大きさを再確認したといいます。
匡子さんが病床で遺したメッセージ(遺言)の中で、今も姉妹の胸に深く刻まれている言葉があります。
「舞と真央、二人で力を合わせて、助け合って生きていきなさい」
自分がいなくなった後、世間の激しい注目に晒され続ける姉妹が孤立しないよう、匡子さんは姉妹の絆を何よりも案じていました。この言葉によって舞さんは長年の蟠りを完全に氷解させ、「妹を全力で守り、支える長女」としての覚悟を決めることになります。