ネットニュースやSNSを日常的に利用する上で知っておくべき盲点は、「検索サジェストに出る=現在進行形で重要な事実がある」わけではないという点です。
検索エンジンの入力補助機能は、過去に大量のユーザーが短期間で同一キーワードを検索した場合、その関心が薄れた後も一定期間残り続ける特性を持っています。これをWebマーケティングやメディア論では「検索ボリュームの残滓(ざんさい)」と呼びます。
「宇野昌磨 ツイッター りんりん」という検索結果をクリックしたユーザーが、真相を確かめようとさらに知恵袋やブログ記事を巡回することで、検索需要が人工的に維持されてしまうループ構造が生まれます。実体のない噂が、アルゴリズムの仕組みによってあたかも重大な事件であるかのように見えてしまう現象には注意が必要です。