カート・コバーンの死の真相|遺書が明かす伝説の光と闇

カート・コバーンの死の真相|遺書が明かす伝説の光と闇

カート・コバーンの死の真相|遺書が明かす伝説の光と闇の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

カート・コバーンは1967年2月20日、アメリカ・ワシントン州の鬱蒼とした木材の町アバディーンで生まれました。幼少期は絵画や音楽を好む快活な少年でしたが、9歳のときに両親が離婚。この出来事が彼の心に消えない深い傷を残し、内向的で反抗的な性格へと変貌していく契機となりました。

思春期を迎えたカートはパンクロックと出会い、孤独を紛らわせるようにギターに没頭します。ベースのクリス・ノヴォセリックらとバンドを結成し、やがてドラマーのデイヴ・グロール(現フー・ファイターズ)を迎えてニルヴァーナとしての黄金ラインナップが完成。1989年にインディーズ盤『Bleach』でデビューを果たします。

転機が訪れたのは1991年9月。メジャー2作目となるアルバム『Nevermind』のリリースでした。リード曲となった「Smells Like Teen Spirit」は、キャッチーかつ破壊的なリフとカートのしゃがれたシャウトで世界中に爆発的なグランジ・ムーブメントを巻き起こします。全米チャートではマイケル・ジャクソンの『Dangerous』を首位から引きずり下ろし、全世界で3,000万枚以上を売り上げる大事件となりました。

「Come as You Are」「Lithium」「Heart-Shaped Box」「All Apologies」など、ニルヴァーナの代表曲は今も世代を超えて愛聴されています。しかし、一夜にして「世代の代弁者」に祭り上げられたカート自身は、商業主義に呑み込まれていく過剰な名声と、長年悩まされていた原因不明の激しい胃痛、そしてヘロイン中毒という深い暗闇へと引きずり込まれていきました。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。