HidからLed交換でバラストは残す?撤去とポン付けの車検適合真相

HidからLed交換でバラストは残す?撤去とポン付けの車検適合真相

HidからLed交換でバラストは残す?撤去とポン付けの車検適合真相に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

バラストの経年疲労から完全に解放される「バイパス直結化」ですが、電気的な基礎知識なしに挑むと車両ハーネスの破損やトラブルの原因となります。確実な施工を行うための基本的な手順と注意すべき技術的要点を整理します。

バラストバイパス配線のやり方における大原則は、「純正バラストへの入力コネクタから12Vを取り出し、バラストをスルーしてLEDコントローラーへ直接供給する」というバイパスルートの構築です。一般的な作業プロセスは以下の通りです。

まず車両のバッテリーマイナス端子を外し、電装作業の安全を確保します。多くの車種ではヘッドライトユニットの背面に手が届かないため、フロントバンパーを取り外してヘッドライトAssy(アッセンブリー)を車体から降ろす必要があります。ユニット底部にビス留めされている純正バラストを取り外し、車体ハーネスからバラストに入力されている「プラス(+)/マイナス(-)」の配線を特定します。テスターを用いてイグニッションON(ライト点灯時)に12Vが来ている線を見極める作業が不可欠です。

ここで最も注意すべきなのが、直結配線加工の注意点です。第一に、純正バラストの高圧出力側の配線は絶対に再利用せず、絶縁処理を施して車体内部に収める必要があります。HIDのイグナイターからは点灯初期に数万ボルトのパルス高電圧が発生していたため、この配線に12Vを誤接続すると機器が一瞬で焼損します。

第二に、ヘッドライトハウジング内外を通す配線の防水・防塵シールの徹底です。ユニット背面の防水キャップに穴を開けて配線を通す構造の場合、付属のゴムグロメットを密着させ、必要に応じてシリコンシーラントでコーキング処理を行わなければなりません。施工が甘いと洗車時や降雨時にライト内部へ湿気が侵入し、レンズ内部に結露や水滴が恒常的に発生する「水没トラブル」を引き起こします。配線接続にはエレクトロタップ(通称カニ)の安易な使用を避け、スリーブ圧着とはんだ付け、熱収縮チューブによる二重絶縁を徹底することがプロの流儀です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。