ネット上のコミュニティやSNSでは、「WBFホテルは全館閉鎖されたのか」「倒産で完全に消滅したのか」といった極端な言説が散見されますが、これは正確な事実関係を反映していません。報道発表および信用調査機関の公表データによると、WBFグループの経営破綻後、国内のホテル物件は大きく3つのルートに分かれました。
第1に、再建スポンサーの傘下で「WBF」ブランドを維持しながら運営を継続した拠点。第2に、外資系ファンドや国内の別ホテルチェーンへ運営権が売却され、全く新しいホテル名でリブランドオープンした拠点。そして第3に、賃貸借契約の終了等に伴い完全閉館・別用途へ転換された拠点です。
難波・元町エリアは、関西国際空港からのアクセスに優れる南海なんば駅や、Osaka Metro各線、JR難波駅(OCAT)が集中する屈指の宿泊激戦区です。地価と賃料水準が高いエリアであるため、運営主体の交代時にはシビアな採算性の見直しが行われました。その結果、元町周辺のビジネスホテル群の多くは、新たな運営オペレーターのもとでインバウンド需要特化型や無人・省人化スマートホテルへと姿を変えて再スタートを切っています。