テレビドラマの劇場版という枠組みを超え、本作は日本の映画産業において画期的な成功を収めた。制作を手掛けたTBSテレビと、配給を担った東宝による戦略的なタッグは、邦画におけるスケール感の概念を塗り替えたと言っても過言ではない。
巨大なERカーの特注や、実際の消防・救急チームの協力によるダイナミックなロケハンティング。エンターテインメントとしての娯楽性と、社会的メッセージ性の両立を果たしたプロデュース力は、劇場用コンテンツの可能性を大きく広げた。映画館の巨大スクリーンで観るべき体験価値を追求した姿勢が、多くの観客を引きつける結果となった。