華やかな表舞台に立ち続ける北川悠仁ですが、その若い頃の経歴は決して平坦なエリートコースではありませんでした。横浜市立岡村中学校から私立高校へ進学したものの、中退や定時制高校への転校など、多感な青年期には進路をめぐる強い葛藤を経験しています。
音楽一本に絞る前には、芸能プロダクションに所属して俳優として活動していた時期もありました。当時のVシネマ『オールナイトロング2』などに出演した経歴はファンの間でも有名ですが、過激な役柄に体当たりで挑みながらも、自身の表現の核が音楽にあることを再確認する契機となりました。
その後、中学時代の同級生であった岩沢厚治と再会し、1996年に「ゆず」を結成。横浜・伊勢佐木町の「横浜松坂屋前」で行われた木曜日の路上ライブは伝説となり、口コミで数百人から数千人の観客を集める社会現象へと発展します。1998年リリースのシングル『夏色』でのメジャーデビュー以降、『栄光の架橋』をはじめとする数々の名曲を世に送り出し、日本を代表するアーティストへと上り詰めました。