グローバル企業がオフィスを選定する際、もはや避けて通れないのがESG(環境・社会・ガバナンス)基準だ。どんなに立地が良くても、環境負荷の高いビルはテナント候補から真っ先に除外される時代になった。
既存のビルがいかにして生き残るか。その鍵は、スマートな改修(レトロフィット)にある。省エネ設備の導入や個別空調の最適化、そして再生可能エネルギーの活用など、ハードウェアのアップデートが進められている。新築ビルを建てるよりも、既存の優良なストックを最新スペックに蘇らせるアプローチこそが、今の投資家から最も高く評価されるストーリーなのだ。