完結を迎えた『僕のヒーローアカデミア』の最終話(原作第430話)では、本編の最終決戦から8年の歳月が流れた世界が描かれました。そこで多くの読者を歓喜させたサプライズのひとつが、立派な青年へと成長を遂げた出水洸汰の姿です。
かつて林間合宿でデクの股間を殴りつけ、「ヒーローなんて大嫌いだ」と吐き捨てていた幼き日の面影を残しつつも、洸汰は見違えるほど精悍な顔つきへと変貌。驚くべきことに、彼は憧れのデクの母校である雄英高校ヒーロー科に在籍しています。
洸汰が宿す個性は、両手から水を勢いよく噴出させる「放水(出水)」。林間合宿当時は岩山でわずかな水流を出すのが精一杯でしたが、成長した彼は訓練を重ね、災害救助や対ヴィラン戦闘に耐えうる強力な水流制御を身につけています。殉職した両親であるヒーローコンビ「ウォーターホース」の遺志と能力を正しく受け継ぎ、自らの意志で人々を守る道を選んだ結末は、シリーズ全体を通しても屈指のエモーショナルな結実といえます。