天川村の旅の拠点となるのが、古くから大峯山の修験者たちの宿場町として栄えてきた洞川(どろがわ)温泉です。標高約820メートルの高地に位置し、夏でも涼しく「関西の軽井沢」とも呼ばれる避暑地です。
温泉街の魅力は、どこか懐かしい昭和レトロな街並みにあります。通りには木造3階建ての老舗旅館が連なり、夕暮れ時になると軒先に灯る提灯の柔らかな光が幻想的な雰囲気を醸し出します。縁側に座って名物の「名水豆腐」や「きはだガム(陀羅尼助丸の原料)」を味わいながら過ごす時間は格別です。
宿泊なら、創業数百年の歴史を誇る老舗旅館から、モダンにリノベーションされた温泉宿まで多彩な選択肢があります。弱アルカリ性単純温泉の優しい湯ざわりは、散策で疲れた体を芯から温めてくれます。もちろん天川村の日帰り温泉として「洞川温泉センター」や「天の川温泉」も整備されており、ふらりと立ち寄って極上の湯を堪能することも可能です。