道路の突起「道路鋲」とは?キャッツアイとの違いやパンクの真相を解剖

道路の突起「道路鋲」とは?キャッツアイとの違いやパンクの真相を解剖

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車線分離帯や中央線に整然と並ぶあの突起について、多くのドライバーは「キャッツアイ」と一括りに呼びがちです。しかし、道路保全や土木の現場において正式に用いられる総称は「道路鋲(ロードスタッド)」です。

法令上、道路鋲は道路法や道路反射鏡・視線誘導標設置基準に基づく「視線誘導標」の補助施設、あるいは車線逸脱防止用の警告施設として位置づけられています。その主目的は、夜間や濃霧、豪雨などで白線が水膜に覆われて見えなくなった際、ヘッドライトの光をドライバーへ正反射して車線の輪郭を知らせることにあります。

では、現場で耳にする「キャッツアイ」や「チャッターバー」とは何が違うのでしょうか。その境界線は「高さ」と「役割の主軸」にあります。

【キャッツアイと道路鋲の関係】
キャッツアイ(Cat's eye)は元々、1930年代に英国の発明家パーシー・ショウが開発した世界初の路面反射器の商標名でした。猫の目が暗闇でライトを浴びて光る様子を模して作られたガラスレンズ入りの鋲が世界中に普及した結果、ホッチキスやセロテープと同様に「小型の反射式道路鋲」を指す一般名詞として定着した歴史があります。つまり、キャッツアイは道路鋲という大きなカテゴリーの中の一つのタイプに過ぎません。

【チャッターバーとの違い】
一方、中央分離帯や導流帯(ゼブラゾーン)、追い越し禁止区間に打ち込まれている、ひときわ背が高くゴツゴツした黄色や黄黒のブロック状の物体があります。これが「チャッターバー」です。高さが15〜25mm程度に抑えられている一般的な目視誘導用の道路鋲に対し、チャッターバーは高さ40〜50mmを超えるものが大半を占めます。車線はみ出し時に「ガタガタガタッ」という激しい振動とチャタリング音(細かな連続打撃音)をわざと発生させ、ドライバーにハンドルを戻すよう強制的に警告する物理的抑止設備です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。