世間からは「財産目当ての策略」と見なされた結婚でしたが、実際の出会いは極めて純粋な日常の一コマから始まりました。2人が初めて顔を合わせたのは2009年春、綾菜さんが大学生時代にアルバイトをしていた東京・六本木の和食料理店でした。
常連客として店を訪れた加藤茶さんは、明るく気配りのできる綾菜さんに一目惚れし、その後半年間にわたって店へ足繁く通い続けました。驚くべきことに、綾菜さんは当初、目の前にいる男性が日本中を沸かせた国民的スター「ザ・ドリフターズの加藤茶」であると認識していませんでした。加藤さんからの熱烈なアプローチを受け、加藤さんが直筆で書いたコースターの連絡先をきっかけに交流がスタート。加藤さんの誠実で不器用な優しさに触れる中で、綾菜さんは次第に心を動かされていきました。
一方で、加藤茶さんには過去の結婚歴がありました。1987年に18歳年下の一般女性と結婚し、3人の子ども(2男1女)に恵まれましたが、2003年3月に離婚が成立しています。離婚の背景には、多忙による生活のすれ違いや価値観の相違があったと報じられていますが、前妻との離婚時に多額の慰謝料や養育費を支払っており、綾菜さんと再婚した時点で「世間が想像するような莫大な遺産や金融資産」は手元に残っていなかったのが実態です。
また、2人の間に子どもがいない理由についても、綾菜さんはメディアの取材で率直に明かしています。結婚当初、子どもを持つ可能性について夫婦で真剣に話し合ったものの、加藤さんの実年齢や将来の健康面を考慮し、「夫の命と健康を支えることに全人生を注ぐ」という固い覚悟を持った結論でした。この揺るぎない覚悟こそが、2人の結束をより強固なものにしていったのです。