ネット上の情報で最も混同されているのが「羽毛布団とコンフォーターの違い」です。結論から整理すると、日本の高級羽毛布団は、実質的にデュベインサートそのものです。日本の羽毛布団は、ダウンの吹き出しを防ぐ高密度な側生地(綿やポリエステル)に羽毛を充填し、上から掛け布団カバーを装着することを前提に作られています。つまり、呼称が異なるだけでデュベのカテゴリーに属します。
海外通販サイトで「Down Comforter」と表記されている製品を購入する際は、特に注意を払わなければなりません。これは「羽毛が充填された一体型布団」を指す場合と、「羽毛入りのデュベインサート」を便宜上コンフォーターと呼んでいる場合が混在しているためです。側生地に装飾プリントが施されており、四隅にカバー固定用のループ(タブループ)が付いていない製品は純粋なコンフォーターであり、日本式のカバーを後から装着することは極めて困難です。
さらに見過ごせないのが、海外寝具の寸法トラップです。日本国内のシングルサイズは「150×210cm」が標準ですが、北欧発祥のIKEAデュベカバーは「150×200cm」と丈が10cm短く作られています。日本の掛け布団にIKEAのカバーを無理やり被せると、内部で布団の端が折れ曲がり、足元が突っ張る現象が発生します。また、北米直輸入のTwinサイズコンフォーターは「168×229cm」と幅も長さも日本規格より一回り巨大であり、日本のシングルベッド枠から大きく垂れ下がって床の埃を吸着してしまうリスクがあります。