卵巣嚢腫の20代・30代における特徴として、就労や結婚、出産といったライフイベントが重なる時期に偶然発見されるケースが非常に多い点が挙げられます。特にブライダルチェックや不妊治療のスクリーニング検査で見つかる例が後を絶ちません。
気になる卵巣嚢腫の妊娠への影響ですが、嚢腫があること自体が絶対に不妊を意味するわけではありません。ただし、チョコレート嚢胞の場合は骨盤内の癒着や卵管の閉塞を引き起こし、不妊の原因になりやすい傾向があります。
また、妊娠中に嚢腫が残っていると、子宮が大きくなるにつれて茎捻転のリスクが高まるため、妊娠を希望している段階で5cm前後の嚢腫がある場合は、事前に腹腔鏡手術で核出(嚢腫のみを摘出し、卵巣の正常な部分を残す手術)を済ませておく方針が取られることも多くなっています。