沖縄と映画といえば、長年にわたり地域の文化発信基地として親しまれてきた沖縄国際映画祭をはじめ、島全体に根付く独特の映像文化が存在する。尾野真千子はこうした地元のカルチャーシーンとも自然な形で繋がりを深めている。
地元のクリエイターやアーティストとの交流を通じて、従来の大作映画とは一線を画すインディペンデントな試みにも関心を寄せる彼女。地域の祭典や上映イベントの現場で静かに拍手を送る姿が目撃されるなど、単なる観光客ではない「表現者としてのコミットメント」が現地でも高く評価されている。このカルチャーとの化学反応が、今後の彼女の作品作りにどのようなスパイスを与えるのか興味は尽きない。