複数の中学校から合格通知を勝ち取った末、彼女が進学先に選んだのは名門・慶應義塾中等部だった。自由闊達な校風の中でマンドリンクラブに所属するなど、一般的な学友と同じ目線で学校生活を満喫し、知的好奇心をさらに広げていく。
学業を最優先に据えつつ、選りすぐりの作品でのみ女優として復帰。その代表作となった映画『星の子』では、宗教を信じる両親を持つ複雑な思春期の少女を、繊細かつ圧倒的なリアリティで演じ切った。中等部での読書体験や学問の探求が、彼女の表現に知的な深みと説得力を与えたことは誰の目にも明らかだった。