楽曲発表から約11年の歳月を経て公開されたGODIVAコラボ新MVは、往年のファンに大きな衝撃を与えた。Production I.Gがアニメーション制作を手掛け、米津玄師自らが原案とキャラクターデザインを担当したこの映像によって、世界観の解釈は決定的な進化を遂げた。
新MVでは、荒廃した近未来の街を舞台に、GUMI、初音ミク、巡音ルカ、鏡音リンの4人が廃品回収業者(スカベンジャー)のような出で立ちで登場する。彼女たちが集めているのは、人々の記憶や感情が結晶化したかのようなアイテムだ。劇中で描かれる「欠けたチョコレート」や「失われたパーツ」は、まさにドーナツホールの概念そのものを視覚化したものと言える。
ネットの反応でも、「10年越しに公式から特大の物語補完が届いた」「単なる失恋ソングではなく、記憶と存在を巡るSF的な救済の物語だった」と絶賛の声が相次いだ。かつての喪失感に満ちたラストに対し、新MVでは記憶を回収し受け入れることで前へ進む意志が描かれており、楽曲の持つメッセージに新たな光を当てている。