バラティエでの初対面時、サンジはナミの美しさに一目惚れし、彼女のために極上の料理とデザートを振る舞いました。初期のナミにとってサンジは「都合よく利用できる強いナイト」という側面が強く、ナミがサンジを呼ぶ際の「サンジくん」という呼び方にも、どこか甘えと計算を含んだ軽妙さがありました。
しかし、アーロンパーク編でナミの過酷な過去を知ったサンジが「女の涙の落ちる音がした」と無条件で怒りを露わにして以来、二人の精神的距離は着実に縮まっていきます。アラバスタ編のMr.2戦、エニエス・ロビー編でのカリファ戦など、サンジの「死んでも女は蹴らん」という騎士道ゆえの敗北を、ナミは決して責めることなく「任せなさい!」とフォローし続けました。
新世界編に入ると、その信頼はさらに成熟します。パンクハザード編で精神が入れ替わった際、サンジがナミの体を命懸けで守り抜いたことや、ゾウ編でサンジが一味を守るために単身ビッグ・マムのもとへ去った際のナミの動揺ぶりは、彼女の中でサンジという存在がいかに日常の不可欠なピースになっていたかを如実に物語っています。