前橋赤十字病院の真骨頂と言えるのが、群馬県全域の救急医療を支える「高度救命救急センター」と「ドクターヘリ基地病院」としての機能です。屋上ヘリポートと初療室(ER)がエレベーターで直結した構造となっており、山間部や遠隔地で発生した重症外傷・急性心筋梗塞・脳卒中などの患者を現場から数十分で受け入れ、即座に緊急手術や血管内治療を行える体制が整っています。
また、子育て世帯にとって心強いのが「小児救命救急センター」および小児科の夜間救急対応です。群馬県内でも限られた小児三次救急受入病院として、小児集中治療管理(PICU的対応)が可能な専門医と看護師が24時間待機しています。
ただし、夜間や休日に軽微な発熱や軽症で安易に駆け込む「コンビニ受診」は、本来救われるべき重症小児の治療を圧迫するリスクがあります。夜間の小児の体調不良時は、まず「子ども医療電話相談(#8000)」や前橋市夜間急病診療所などを利用し、トリアージを受けた上で受診の必要性を判断することが、地域医療を守るモラルとして求められます。
産科部門においても、総合周産期母子医療センターとしてハイリスク妊娠・出産に24時間対応。新生児集中治療室(NICU)や新生児回復室(GCU)を完備しており、母体と新生児の双方に万全のバックアップを提供しています。