2026年現在、ソマリア周辺の海域はどうなっているのでしょうか。一時期「ほぼゼロ件」にまで抑え込まれていた海賊事案ですが、近年の地政学的変動により、予断を許さない状況が続いています。
紅海周辺におけるイエメン情勢や中東情勢の緊迫化に伴い、国際警備の主力が別任務に割かれた隙を突く形で、散発的な商船拿捕未遂などが報告されています。海賊の脅威は完全に根絶されたわけではなく、国際社会の警戒監視が今なお不可欠な状態です。
一方、木村社長が種をまいた漁業振興については、治安の波や現地政情の変化を受けつつも、「現地住民に持続可能な生計手段を与える」という国際開発の先駆的モデルとして国際機関(UNODCなど)のプロジェクトに引き継がれています。民間の一企業人が現地に飛び込み、リスクを取って雇用を生み出した試みは、2026年の視点から見ても類を見ない挑戦でした。