深刻なのは、地球温暖化を防ぐ「防波堤」だったはずのカナダの大森林が、自ら大量のCO2を撒き散らす最大級の「汚染源」へと逆転してしまった点にある。
専門家の推計では、近年のカナダにおける火災由来の二酸化炭素排出量は、世界の大規模工業国の年間排出量に匹敵する。一度焼失したタイガが元の生態系を取り戻すには100年以上の時間を要するが、数年サイクルで巨大火災が繰り返されれば、再生のプロセス自体が途絶えてしまう。生物多様性の喪失は、私たちが想像する以上のスピードで進行している。
深刻なのは、地球温暖化を防ぐ「防波堤」だったはずのカナダの大森林が、自ら大量のCO2を撒き散らす最大級の「汚染源」へと逆転してしまった点にある。
専門家の推計では、近年のカナダにおける火災由来の二酸化炭素排出量は、世界の大規模工業国の年間排出量に匹敵する。一度焼失したタイガが元の生態系を取り戻すには100年以上の時間を要するが、数年サイクルで巨大火災が繰り返されれば、再生のプロセス自体が途絶えてしまう。生物多様性の喪失は、私たちが想像する以上のスピードで進行している。